Eine wienerische Maskerad' - und weiter nichts?

Oper, Wiener Walzer, ein bisschen Symphonie, usw.

2022-01-01から1年間の記事一覧

ショルティ&ウィーンフィルによるシュトラウス《ばらの騎士》(1968-'69年)

普段あまりすすんで聴かない指揮者のひとりがサー・ゲオルグ・ショルティ(1912-1997)である。もともと私はショルティの音楽が苦手で、聴くのをためらってきたのだが、シカゴ響とのベルリオーズ《幻想交響曲》*1などを聴くうちに、ショルティでも好きな音源…

戦渦にオーケストラ体験の原点を思う ― ゲルギエフの思い出と今の思い

東欧での戦争が始まってからずっと、ヴァレリー・ゲルギエフ(1953-)という名前を見るたびに、私の中でわだかまりがどんどん大きくなっている。ゲルギエフがTwitterで話題になるとき、ないしは主にドイツ紙で報道されるとき、少なからず悲しい思いになる。…